interview

個別インタビュー

現場と顧客をつなぐ架け橋に──OPからSDへ、現場から広がるキャリア

Y.M.

名古屋事業所 南エリア

SDグループ所属

7年目(2025年現在)

顧客対応を行うSDグループは、荷役現場を担うOPグループとも切っても切り離せない関係です。OPを経てSDで活躍する社員に、それぞれの仕事の魅力について語ってもらいました。

OPグループで知識を積み上げたのちSDグループへ

入社してから現在までのお仕事の変遷を教えてください。

入社して約3年半はOPグループに配属され、タンクローリーの荷役やリフト作業、船舶の入出庫などの現場作業を行っていました。その後、顧客対応を担うSDグループに異動。オーダー受注や問い合わせ対応、荷受け・払い出しのスケジュール調整を行っています。

OPとSDそれぞれの1日の流れを教えてください。

OP課の基本業務は荷役作業対応です。SD課が登録した受注オーダーを基に、当日のタンクローリー、船舶、ドラムの入出庫作業を確定、それぞれの作業が何車・何船あるかを確認し、荷役量によって作業員を振り分け、業務にあたります。これら各基本業務の合間に、各種設備や構内の点検・清掃、加温や液循環など製品の品質保持、荷役の事前準備・事後処理、タンク在庫実査などといった様々な付随業務を実施します。状況に応じて、タンクや配管の洗浄業務も対応しています。
SD課の基本業務は入出庫受注オーダー処理と受付窓口対応です。主に社外との最初の接点としての業務にあたっています。受注オーダー処理では各入出庫のオーダーを基にタンクの空き容量や商品の残在庫を確認し、お客様とのご相談およびご調整の上、日々の荷役日や荷役内容を確定しています。受付窓口対応ではお客様をはじめ、商品の入出庫でご来訪の乗務員様や関連会社様と打合せを実施し、荷役に際してのスケジュール調整並びに実施内容の詳細確認・確定を行なっております。
その他、接客対応、業務に付随する荷役書類や請求書の作成、各種監査の対応、官庁関連対応など、様々な業務にも対応しています。

OPとSDで業務の取り組み方に違いはありますか?

各事業所で異なる部分はありますが、私の所属する名古屋南ターミナルでは、OP課は、基本的にローリー積場(陸上入出庫)、桟橋(船舶入出庫)、製品(ドラム入出庫・充填)といった持ち場ごとに割り振られた作業員がそれぞれの荷役業務にあたります。業務中に他の持ち場で人員が不足している場合は、別の持ち場の作業員が応援に入るという協力体制が作られています。
SD課は、大きく共通業務と担当業務に分かれます。共通業務としては事務所受付、電話対応、メール対応などの窓口業務が該当し、課員全員で対応します。担当業務としては、各お客様のオーダー受注やお問い合わせ対応などが該当します。SD課もOP課と同様に、お客様ごとに各課員へ主担当・副担当が振り分けられており、主担当の不在時にできる限り対応できるようフォロー体制が作られています。

OPからSDになるまで、どのようにキャリアを積んでいったのか教えてください。

OP課では基本の現場作業を一通り経験することができました。各持ち場を一定期間担当し、それぞれの作業の流れ、製品の特性、各設備の特徴など様々なことを学びました。天候やタンク残在庫量、前後の荷役実施内容、他の荷役状況など多種多様な場面によって同じ荷役でも状況に合わせた対応が必要となります。その荷役や作業の一つひとつの経験が、自身の知識として積み重ねられたと感じています。
約3年半OP課を経験したのち、現在のSD課へ異動となりました。SD課の業務において、お客様へ荷役作業内容をご説明する時や事業所内をご案内する時などに、OP課での経験の重要さを感じることがあります。現場で得た知識をできる限り活かしながら、今後も日々業務にあたっていきたいと考えています。

現場を任されるOPと顧客対応を担うSD、それぞれの醍醐味とは

OPとSDそれぞれのやりがいや苦労を感じるときを教えてください。

OP課配属時、桟橋での船舶荷役作業を長く務めました。船舶荷役によっては、当事業所の桟橋能力いっぱいに近い、1万トン級の船舶への積込荷役を対応することもあり、スケールの大きさを感じました。打合せの為の外航船への乗込みや船内での他国の船員とのやり取りなどは、他の会社ではできない貴重な経験ではないかと思っています。
荷役対応するにあたり、時には悪天候の中での対応や荷役が深夜に及ぶこともあり、身体的な疲労を感じるときもありましたが、会社の配慮や他の社員の協力などにより乗り切ることができたと感じています。
SDで苦労するのは荷役スケジュール調整です。陸上/海上の通常の入出庫荷役から商品初入庫・最終出庫といったイレギュラーな荷役まで多くの調整業務があります。
中にはスケジュール調整が難航してしまう時もありますが、だからこそ、荷役や案件が無事に完了した時や、お客様からお褒めの言葉や御礼をいただけたときは報われた気持ちになります。イレギュラーな案件の場合は、より達成感を感じます。

OPからSDになって新たに気づいたことや発見などはありますか?

OP課とSD課の繋がりを改めて実感しました。SD課のオーダー処理や作業依頼がOP課の荷役対応や商品の在庫管理などの業務へと繋がっていきます。それぞれの前後の工程を知ることで双方の課の関係性や重要性に改めて気が付くことができました。また、2つの課を経験できたからこそ、OP課とSD課、双方の連携によってひとつひとつの案件が成り立っているという点も再認識することができました。

どちらも経験したことで、働く上で意識するようになったことはありますか?

発生する案件に関して、できる限り情報を前広に展開するように心掛けています。
特殊な案件の場合、準備期間の確保が重要になると感じているので、社内のミーティングの場を利用し情報共有をするようにしています。
またSD課には現場経験のない課員もいるので、作成資料による荷役内容の紹介や入出庫の所要目安時間の共有、加えて口頭での状況説明をするなど、少しでも現場をイメージできるように、自分の知る情報を伝えるように意識しています。

OP、SDで必要な資格はありますか?

入社後に危険物取扱者乙4種を取得します。作業に必要なフォークリフト運転資格や宿直業務の為の副防災管理者など、さまざまな資格や研修が随時必要になります。基本的に業務に必要な資格なら当社は取得させてくれます。加えて、その他個人としての資格取得をサポートしてくれる福利厚生もあります。

規則正しい生活リズムを保ちながら格別のやりがいを感じられる環境

CTTの事業は日本を支えている事業と言えますが、どういうときに経済の根幹を支えていると感じますか?

当社のお客さまにはCMでお馴染みの大企業も多く、名だたる企業との取引に自分も携われることに誇りを感じます。また、お預かりする液体製品は生活必需品の原料だったり、社会インフラを支えたりするもの。そういったものに少しでも関われていることも嬉しい点です。

Y.M.さんから見たCTTの魅力を教えてください。

ワーク・ライフ・バランスが充実しています。私の所属する名古屋南事業所は、始業が8:15~終業が16:45と、一般的に見ても早い就業時間となっており、終業後の予定が比較的立てやすいと感じています。勿論、荷役の都合によって残業も発生しますが、基本的には社員の大半が日々定時での退社をしていると思います。また、有給休暇も取得しやすい環境で、多くの社員が取得している印象があります。年間休日実績も128日あり、一般的にも多い休日日数かと思います。とはいえ、荷役対応や宿直業務の都合上、休日出勤対応もあります。その分は休日手当や代休などでフォローされていると感じています。その他、賞与の年3回の支給も魅力的だと思います。
また、部署内やそれぞれの部署の担当者ミーティングや安全会議など、社員同士の情報交換の場が多く設けられています。もちろん、通常の業務内でも盛んに意見交換が行われています。様々な案件に事業所全体として対応する姿勢を感じています。

今後の抱負を教えてください。

まだ知識が足りていないと感じるので、もっといろいろな知識を身に付けたいですね。特にSDは法令に関わることが多いので勉強あるのみです。幅広い知識を身に付けて、より丁寧な顧客対応をできるようになりたいです。さらにお客さまに気持ちよくご利用いただけるように今後も日々の業務に努めていきます。

最後に、CTTへの入社を検討している方へメッセージをお願いします!

繰り返しになりますが、普通の会社では経験できないことを経験できるのが当社で働く醍醐味だと思います。タンクやタンクローリー、船舶など実物を見ながら携われる仕事だからこそやりがいも格別です。「自分が携わっている」「社会に貢献できている」と実感したい方はぜひ当社に応募してほしいと思います。